原因が分かった”だけで、こんなに安心できるとは思いませんでした。
正直なところ、最初は半信半疑でした。 この水漏れは、もう何年も前から続いていたからです。
トイレの天井にシミが出て、水が落ちてくる。
そのたびに業者を呼び、外壁を補修し、防水をやり直し、「これで様子を見ましょう」と言われる。でも、しばらくするとまた同じことが起きる。その繰り返しでした。
管理組合としても、できることはすべてやってきたつもりでした。
3社に修繕を依頼し、決して安くない費用もかけました。それでも直らない。
「本当に、もう打つ手がないのではないか」
そんな空気が理事会の中にも広がっていたと思います。
サトウ企画さんにお願いして、一番最初に感じたのは、視点がまったく違うということでした。
外壁や屋根だけでなく、「室内側」「使われ方」「空気の流れ」まで含めて確認されていたのが印象的でした。
調査の途中で、「もしかすると、雨ではなく“結露”かもしれません」と言われたときは、正直驚きました。
これまで誰も、そんな可能性を示したことがなかったからです。
その後の説明はとても分かりやすく、なぜ今まで直らなかったのかが、少しずつ腑に落ちていきました。
浴室とトイレで共通の換気ダクトが使われていること。
トイレ側の換気がほとんど動いていなかったこと。
湿気が行き場を失い、内部で結露し、水となって流れ出ていたこと。
「だから、外をいくら直しても止まらなかったんですね」
そう言ったとき、自分の中で長年のモヤモヤが一気にほどけた感覚がありました。
提出していただいた調査報告書も、とても丁寧でした。
写真や説明が整理されていて、理事会のメンバーや住民にもそのまま共有できる内容でした。「やっと、全員が同じ事実を見られた」そんな安心感がありました。
今は、ただ水が止まったというだけではなく、
「なぜ起きて、どう防ぐのかが分かっている」という状態です。
それが、これほど気持ちを楽にしてくれるとは思いませんでした。
もし、あのまま原因が分からないまま修繕を続けていたら、
時間も費用も、そして信頼も、もっと失っていたと思います。
「直ったかどうか」ではなく、
「納得できたかどうか」。 その違いを、今回初めて実感しました。

