天窓の原因不明の漏水。劣化と経年変化を見極め解決!
- カテゴリ
- 戸建住宅
- エリア
- 東京都
- 原因
- 天窓まわりの劣化および外壁塗装劣化による吸水
長年続いた天窓まわりの漏水。複数回の補修でも止まらなかった原因を調査し、経年劣化と構造の複合要因を特定しました。
「どこを直しても止まらない」長年のお悩みからのご依頼
こちらの住宅では、2階西側居室の天井に繰り返し雨染みが発生。これまで複数業者が補修を行っても改善されず、「もう原因が分からない」とお困りのご相談をいただきました。今回は、天窓まわりを中心に屋根からの水の流れを追う形で、慎重に調査を実施しました。
散水試験で経路を検証。漏水は確認されず
天窓まわりを中心に複数箇所で散水試験を行いました。サッシ下部・上部・屋根との取り合い部にそれぞれ約1時間ずつ散水を行いましたが、いずれの箇所でも漏水は確認されませんでした。その後、屋根全体に対しても2時間の散水を行いましたが、室内に水の侵入は見られませんでした。
過去の漏水痕と現在の状態を比較
天井裏を点検したところ、過去に発生したと思われる漏水痕が複数確認されました。しかし、サッシや天窓の取り合いは現在しっかりとシーリングされ、補修済みの状態。さらに、1階天井裏にも古い漏水跡が残っており、かつ新聞紙や障子に見られた紫外線による経年劣化も確認されました。これらの痕跡から、以前は漏水していたが現在は止まっていることが推測されます。
劣化箇所の補修と再発防止の提案
今回の調査では、直接的な漏水は確認されませんでしたが、外壁や塗装面には経年劣化が見られました。今後のリスクを踏まえ、以下の補修を提案しました
- 外壁および屋根の再塗装による防水性能回復
- シーリング材の再打ち替え
- 屋根排水経路の清掃と点検の定期化
これにより、再び同様の症状が発生するリスクを低減し、建物全体の耐久性を向上させることが可能となります。
担当者コメント
「今回のように、現在は止まっているが過去に漏水していた形跡があるケースは少なくありません。外観に問題がなくても、内部に痕跡が残ることがあります。表面補修だけでなく、劣化傾向を踏まえた総合的な対策が大切です。」
まとめ
今回のケースでは、長年の補修の結果、漏水は止まっていましたが、外壁や屋根の経年劣化が進行していました。サトウ企画では、「今は漏れていない」状態でも将来のリスクを見逃さないために、構造全体の視点で診断を行います。建物の健康を守る第一歩は、正確な現状把握から始まります。
- 建物種別
- 木造住宅
- 調査箇所
- 2階居室天井・天窓まわり・屋根
- 調査方法
- 散水試験・目視・天井裏点検・サーモグラフィー撮影
- 調査結果
- 現在は漏水なし。過去の漏水痕を確認。劣化による将来的な再発リスクあり。

