外壁とサッシのわずかな隙間が原因。再発を繰り返した漏水解決
- カテゴリ
- 戸建住宅
- エリア
- 神奈川県
- 原因
- ベランダサッシ・外壁取り合い部の雨仕舞い不良
2階ベランダ周りの小さな不具合が、1階リビングの天井漏水の原因に。外壁の吸水劣化と雨仕舞いの不良を突き止め、根本解決へ導きました。
「何度も直しても止まらない」そんなお悩みからのご依頼
こちらの住宅では1階リビング天井からの漏水が続いていました。外壁やベランダ周りの補修を行っても再発を繰り返し、「どこに頼んでも同じ」とお困りのご様子。今回は、建物全体を一つの仕組みとして捉える“統合診断”の手法で、根本原因を調べることになりました。
散水調査とサーモグラフィーで経路を特定
2階ベランダに面するサッシと外壁の取り合い部を中心に散水を実施。およそ5分後、1階東側リビング天井の梁から漏水を確認しました。さらに外壁全体にも30分間の散水を行い、再度漏水を確認。サーモグラフィーでも温度変化を確認できたことから、外壁からの吸水と雨仕舞い不良の複合的原因であることが明らかになりました。
外観上に大きな亀裂は見られませんでしたが、外壁表面にはチョーキング(粉化現象)が発生しており、防水性能が大きく低下している状態でした。
ベランダサッシ上部の劣化も発見
さらに調査を進めたところ、2階ベランダサッシ上部のシーリング補修跡が劣化・破断しており、そこからも水の侵入を確認しました。過去の部分的な補修では内部構造の問題まで対応しきれず、再び漏水を引き起こしていたと考えられます。
提案した補修内容と今後の対策
今回の調査結果をもとに、以下の補修を提案しました
- サッシまわりおよび外壁取り合い部の既存シーリング撤去・打ち替え
- 外壁の防水塗装または撥水処理による吸水防止
- 内部の雨仕舞い構造の見直し(必要に応じてサッシ交換も検討)
これにより、外部からの雨水侵入を防ぐだけでなく、構造的な再発防止策を講じることが可能となりました。
担当者コメント
「見た目に亀裂がなくても、内部で吸水しているケースは少なくありません。今回は、散水試験と温度変化の分析で経路を特定し、再発を防ぐ根拠を示すことができました。お客様にも“やっと原因がわかって安心した”と喜んでいただけました。」
まとめ
小さな隙間や劣化が、大きな漏水トラブルにつながることがあります。サトウ企画では、外壁・サッシ・構造を一体として捉え、再発しないための診断と提案を行っています。建物全体の健康を守るために、見えないリスクの早期発見が何より重要です。
- 建物種別
- 木造2階建て住宅
- 調査箇所
- リビング天井(東側・西側)
- 調査方法
- 散水試験・サーモグラフィー・目視確認
- 調査結果
- 2階ベランダサッシと外壁取り合い部の雨仕舞い不良、および外壁吸水劣化による漏水

